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語学力(英語/外国語)を活かせる仕事は、貿易などのビジネスや旅行業、教育、翻訳・通訳など多岐にわたります。
語学を活かせる仕事を幾つかのグループに分けて紹介します。

語学力と国内・海外に関する教養を活かせる仕事がしたい
翻訳者
英語を日本語に、日本語を英語になど、ひとつの言語から別の言語に翻訳をするのが、翻訳者の仕事です。
小説などの文芸作品の日本語訳や外国映画の字幕などが分かりやすい例といえるでしょう。こうした「作品」を翻訳する際には語学力に加え、翻訳に関わる両国の文化や歴史などにも深い理解が必要になります。
また、契約書や機械・医薬品の使用説明書などのビジネス文書の翻訳でも、翻訳者は活躍しています。人数的にはこちらの方が圧倒的に多く、法律や医薬品・工業製品などに対する専門知識も求められるため専門分野ごとに細分化されています。理系の大学等で学んだ人が翻訳者として活躍することも多いようです。

通訳者
異なった言語を使う人たちが意思疎通を図れるように、お互いの話す言語を訳して相手に伝えるのが通訳者の仕事です。
スポーツ中継の、外国人選手へのインタビューを例にあげると「逐次通訳」: 通訳者が選手に訳した質問を伝え、選手が外国語でした回答を通訳者が日本語で発言します。ある程度の長さの発言を聞いてからまとめて訳します。
「同時通訳」:外国語話者の発言を聞き取り、タイムラグがほぼない「同時通訳」で通訳者が発言します。「聞きながら訳し話す」ため高度な語学力と集中力が求められるため、通訳のなかでも難易度が高い仕事です。短い文章を速やかに通訳するので、細切れの日本語になってしまうことがあります。
逐次通訳は1対1の商談やプレゼンテーション、インタビューなどで、同時通訳は国際会議など、多人数の発言や質問を即時に参加者に伝える必要がある場面で使われることが多いようです。
翻訳者同様、両国の文化、歴史、そして必要に応じて離される内容に関する専門知識なども求められます。

「観光立国」日本を支える仕事がしたい
旅行会社スタッフ
国内外のパッケージツアーの企画をするツアープランナー、ホテルやレストランの予約、交通機関、現地ガイドなどの手配を専門的に行うランドオペレーター、旅行会社が企画したツアーに同行して、旅行をサポートするツアーコンダクター(添乗員)など様々な仕事があります。海外の代理店やスタッフとの打ち合わせ、現地の最新情報の収集など語学力を活かせる場面には事欠きません。特にツアーコンダクターには、基礎会話レベルの語学力に併せ、盗難・急病などのトラブルに臨機応変に対応できる力が求められます。
旅行会社の顧客は日本人だけではなく、訪日外国人も増えてきており、外国人に日本の魅力を発信するプランも人気です。そのため、外国人の顧客と円滑なコミュニケーションが取れる人材が求められています。語学力に加え、外国や日本の歴史や文化、習慣などに関する知識があると良いでしょう。

通訳案内士(全国通訳案内士/地域通訳案内士)
外国人観光客に対して通訳および観光ガイドを行う仕事です。観光案内に加え、日本の歴史や文化、習慣、地域の特徴などを外国語で分かりやすく説明します。「全国通訳案内士」になるには観光庁実施の国家試験「通訳案内士試験」に合格する必要があります。語学以外にも日本の地理や歴史、一般常識に関しての科目があり、語学以外の知識も必要です。ガイド業務は無資格でも行えますが、旅行会社の社員として働く人は少なく、フリーランスで旅行会社や通訳エージェントから仕事を受けている人が多いため、資格を持っていることは信用度、仕事の斡旋数に大きく影響します。
語学講師、通訳・翻訳業などの本業を持つ人が副業として「観光ガイド」を行うことが多いようです。
英語話者に対する案内士が数の上では圧倒的に多いですが、訪日外国人は中国・韓国などのアジア圏からの旅行客が多いので、中国語、韓国語、タイ語といったアジア圏の言語でガイドができる人材が求められています。(国家試験は10言語から対象言語を選択します)
一方で、「地域通訳案内士」は特定の地域固有の歴史・地理・文化等の現地情報に精通した人が、各自治体が行う研修受講を通じて「地域通訳案内士」として登録を受けるかたちになります。(各自治体が観光庁長官の同意を得る必要があります)
そのため、「地域通訳案内士」はすべての自治体が登録しているわけではありません。

ホテルスタッフ
宿泊や宴会・会議などでホテルを利用するお客様が、心地よく過ごせるようにおもてなしをするのがホテルスタッフの仕事です。ホテルの業務は多岐に渡り、「宿泊」「料飲」「宴会」「管理・営業」「調理」の5部門に分けることができます。フロントを担当する宿泊部門や飲食会場を担当する料飲部門は、外国人のお客様と接する機会も多く、外国語を使う機会が多い職種です。また、周辺観光地の紹介からイベントチケットの申し込み、タクシーの手配など、お客様のさまざまな要望に応えるコンシェルジュには、語学力に加え、飲食店、観光施設、予約等の手続方法など、幅広い知識が必要になります。

テーマパークスタッフ/観光施設スタッフ
テーマパーク、博物館、美術館、自然公園などの観光施設への来園者/来場者に楽しく過ごしてもらえるようにおもてなしをする仕事です。接客(受付・案内等)・キャスト・施設管理など様々な仕事があります。訪日外国人の多い有名テーマパークや観光地などで働く場合、入場受付、アトラクションへの誘導、展示品の歴史背景の説明・解説、レストランやショップの接客担当など、お客様と直接触れ合うことの多いポジションでは、特に語学力が必要とされます。

キャビンアテンダント(CA/客室乗務員)
航空機の客室で機内サービスや保安業務を行う仕事です。機内食や飲み物の提供、機内販売、非常用設備の案内、離着陸前の安全確認などを行います。外国人のお客様への対応など英語力が必要とされる場面も多い仕事です。また、海外の航空会社や国内航空会社の国際線では外国人乗務員が多い場合もあり、通常の会話や業務連絡が英語で行われることもあります。
航空会社の国籍によっては、中国語、韓国語、フランス語などの語学力が高い人材が歓迎されることもあります。

グランドスタッフ/グランドハンドリング
グランドスタッフは、空港内で飛行機に搭乗するお客様のサポートをする仕事です。主に搭乗手続きをする「カウンター業務」と、搭乗ゲートで飛行機への搭乗の案内・誘導をする「出発便業務」、到着後の乗り継ぎ対応、手荷物の引き渡し案内などを行う「到着便業務」があります。空港を利用する外国人の方を案内することもあるため、簡単なコミュニケーションがとれる程度の英語力は必要とされます。
一般的には上記の仕事をする職員をグランドスタッフと呼びますが、航空機の誘導、手荷物・貨物の搭載、機内清掃などを行う「グランドハンドリング」や航空機の整備・点検などを行なう「航空整備士」も含めて地上職を「グランドスタッフ」と総称することもあります。

語学力を活かして日本や世界を支える仕事がしたい
国連職員
国際連合(国連)は、紛争の終結や貧困の緩和から気候変動対策や人権の擁護に至るまで、あらゆる分野での問題解決を目指しています。
国連は国連事務局、国連児童基金(UNICEF)や国連開発計画(UNDP)、国連教育科学文化機関(UNESCO)や世界保健機関(WHO)などの各種機関で構成されており、機関ごとに採用条件が異なります。一般的には大学卒業以上の学歴と該当機関の職務に関連する職歴、経験、能力が必要とされます。
国連の公用語となっているアラビア語、中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語の6カ国語のいずれかに堪能であることが求められます。

外務公務員/外交官
「外務公務員」は外務省で働く公務員の総称です。外務公務員の中で海外の大使館や総領事館などで働く人たちのことを「外交官」と呼ぶことが多いようです。外交官の活動は、赴任する在外公館(大使館・総領事館など)を拠点として、他国政府との調整や交渉、情報収集、日本人の保護、日本企業の支援、広報文化活動など多岐にわたります。
特に海外で働く「外交官」には、文化も常識も日本とは大きく異なる外国で「外国語でのコミュニケーションができる能力」が求められます。異文化を理解する力、社交性や適応力、そして何より交渉力が必須とされています。
外務公務員になるためには「国家公務員採用総合職試験」「外務省専門職員採用試験」「国家公務員採用一般職試験(大卒・技術系、高卒程度)」「国家公務員経験者採用試験」のいずれかに合格し、外務省に採用される必要があります。
入省後、専門言語(英語・フランス語・スペイン語・中国語・ロシア語など)の外国語研修が行われます。
入省4~5年目以降、本省勤務と在外公館勤務を繰り返すことになります。

大使館職員
諸外国が日本に置く大使館や領事館に勤め、外交官や書記官などの仕事をサポートする仕事です。公務員ではありません。大使の秘書業務から大使館への問い合わせの対応まで幅広い業務があります。
最低限必要とされる能力は、英語の語学力、礼儀や敬語などを含めたビジネススキルになります。勤務する国の公用語の会話力、文書作成能力があれば、より採用されやすくなります。
国によっては「自国企業の日本国内でのビジネス拡大支援」「自国の観光PR」など、専門的な知識・技術を持つ人材を求めるケースもあります。
「大使館職員」の求人は、欠員補充が基本なので、希望する大使館のSNSや大使館所在地を所管するハローワーク、各種求人情報サイトなどのチェックは欠かせません。大使館職員は1年契約~無期限雇用まで様々な雇用形態があります。

入国審査官
日本人や日本を訪れる外国人の出入国審査、日本に在留する外国人の在留資格審査などを行い、日本の安全や治安を守ることが入国審査官の仕事です。犯罪者や危険な物品を持ち込もうとする人の入国を水際で食い止めるという目的を果たすため、主に「空港」や「港」のような海外との玄関口で働いています。外国人を相手にすることが多い仕事であるため、外国語でコミュニケーションが取れる能力が必要とされます。具体的な仕事としては、空港でパスポートのチェックをする係員が分かりやすいでしょう。
入国審査官になるためは、国家公務員試験に合格後、希望する地域の入国管理局へ応募する必要があります。「入国審査官」という試験区分はありません。

航空管制官
航空機のパイロットに対して離着陸の許可やルートの指示、地上誘導をして飛行機の安全運航を支える仕事です。日本の空港を離発着する航空機だけでなく、日本の担当空域を通過する航空機も管制の対象になります。
パイロットとの交信は原則として英語で行われるため、定型的な管制用語に加え、緊急事態が発生した際にも英語でスムーズに対応できるレベルの語学力が必要とされます。採用試験では英語の筆記試験や英会話の面接が行われます。
航空管制官は、大卒程度の国家公務員試験「航空管制官採用試験」に合格後、航空保安大学校で航空管制に関する業務を学んだ後、全国各地の空港や航空交通管制部などに配属されます。国際民間航空機関(ICAO)が定める英語能力証明試験を定期的に受験し、基準以上の成績を収める必要があります。

企業で国際的な仕事がしたい
通関士
国内の企業が外国と物品を輸出入する際には、税関に申告をして許可を得る必要があります。港湾や税関などで、物品の輸出入の申告などのさまざまな業務を行う専門家が通関士です。
具体的な業務は、通関書類の作成・チェック、輸出入審査や検査の立ち会い、関税額の確認と納付などになります。中でも通関書類の作成やチェックが業務の中心といえるでしょう。通関の手続きには高度な知識が必要になるため、輸出入を行う企業は、通常、専門の通関業者に代理・代行を依頼します。通関業者で働き、書類の作成・審査などを行うのが「通関士」です。「通関士」は貿易業界唯一の国家資格であり、令和6年10月に実施された第58回通関士試験の合格率は、1科目受験から全科目受験まであわせて24.2%でした。

貿易事務/営業
商社などの企業で、輸出入(貿易)に関わる事務や営業を行う仕事です。
貿易事務の場合、「貿易書類の作成」「出荷・輸送等の手配」「出荷・納入の管理」などを行います。貿易の際に取り扱う書類の多くが英語のため、特に「読み・書き」の英語力が求められます。貿易営業は、海外から物品を買い付けたり、国内製品を海外に販売したりする仕事です。海外とのやり取りをする機会も多いことから、「話す・聞く」といった会話の能力も必要になります。

英語事務/秘書
外資系、貿易系などに限らず、英語を用いた事務全般の仕事を指します。海外の企業との電話・メール対応、英文での資料作成、英文資料の翻訳など、業務は多岐にわたります。秘書業務として、外国人上司のスケジュール管理、来客対応、会議資料の準備、会議の通訳、出張の手配などを行うこともあります。
業務内容によって「読む・聞く・書く・話すの4技能」の何が重視されるかは違ってきますが、すべてに堪能であるに越したことはありません。

語学を教える仕事がしたい
英語/外国語教師(中学校・高校)
中学校や高校で英語を教える仕事です。「日本語で英語を教える」のではなく、「英語で英語を教える」授業が多くなってきているため、英語で英語を教えられる高い英語力が求められます。
中学校・高校の教師になるためには教員免許状(英語/外国語)が必要です。「英語」を教えることが多いですが、外国語は英語だけではないので、外国語を教える教員免許には英語以外にも「中国語・フランス語・ドイツ語・ロシア語」などがあります。
授業以外にもクラス担任や、生活指導、進路指導、学校運営なども行います。

児童英語講師
英会話スクールや保育所、小学校などで絵本や歌、ゲームなどを通して、子どもたちに英語を学ぶ楽しさを教えます。子どもたちとの全てのやりとりを英語で行う、英語と日本語を使い分けるなど、英語の使用頻度は働く施設によって様々です。
また、外国人講師との円滑なコミュニケーションのためにも英語力は必須です。
保育園・小学校などで働く場合は、保育士・小学校教諭などの免許も必要になります。

英会話スクール講師
民間の英会話スクールで英語を教える仕事です。「仕事で使えるビジネス英語の習得」「留学準備としての英語力向上」「海外旅行で困らないように」……受講生の目的は様々です。
そのため語学講師には、語学力はもちろんですが「受講生のやる気を引き出す指導力」「レベルや目的に合わせた丁寧な指導」「教える外国語が使われている国々の地理・歴史・文化への深い理解」などが必要になります。留学や外国語を使ったビジネスなどの経験があると採用に有利になります。
語学講師になるために必須の資格はありませんが、大学や専門学校で「外国語」「外国語教育」を学ぶ、語学学校で「語学教育に関する研修」を受ける、ワーキングホリデー制度を利用して海外で生活する、などの手段で語学力・教育力を高め、TOEIC®、TOEFL®、英語検定®といった英語力の証明になる検定を受験しておくと良いでしょう。

日本語教師
日本語が母国語でない人に対し日本語を教えるのが主な仕事になります。
2024年4月に日本語教師の国家資格「登録日本語教員」が新設されました。(留学生などを対象とした)日本国内の「日本語学校」で教えたい人には必須の資格になります。海外で日本語を教えたい、小学校に通う外国人への日本語指導をしたいなど、国内の日本語学校以外で働く場合には、特に必要な資格はありませんが、指導にあたり英語や相手の母国語を使ったコミュニケーションができるに越したことはありません。(各学校が独自で免許・資格や学歴を求めることはあります)
「登録日本語教員」になりたい場合は、大学・短期大学・専門学校などの「日本語教員」の養成課程で学ぶほか、独学で学んで「日本語教員試験」を受けることもできます。受験資格は特にありません。年齢・学歴・国籍は一切不問です。養成課程で学んだ場合は一部の試験や研修が免除になります。(令和6年度試験)
また、日本語の文法や語彙力、日本文化に対する理解なども日本語教員に必要な能力といえるでしょう。

留学希望者向けの奨学金制度
留学を希望する高校生・大学生・専門学校生などを支援するための奨学金制度があるのをご存知ですか?国内の大学・専門学校などに進学する際によく利用される「日本学生支援機構」をはじめ、様々な組織から給付/貸与の支援が行われています。
「留学に興味はあるけれど、費用が……」と悩んでいる方は、一度「留学奨学金制度」について確認してみてはいかがでしょう。
ここでは留学奨学制度の幾つかをご紹介します。内容を簡易的に表記していますので、詳しくは各奨学金のサイト等でご確認ください。
日本学生支援機構
海外留学のための奨学金
海外留学支援制度(協定派遣)
日本の大学・専門学校などが、外国の学校又は研究機関に日本人学生を派遣するプログラムを実施する場合、そのプログラムに参加する日本人学生等に対して、留学費用の一部を奨学金や渡航支援金として支援する制度。
海外留学支援制度(学部学位取得型)
学士の学位取得を目指し、高卒後、直接海外の大学に留学する方を対象として奨学金を給付する制度。
海外留学のための貸与奨学金(返済必要)
貸与奨学金は、「もらう」ものではなく、「借りる」ものです。申込みをする本人に返済の義務があります。
第二種奨学金(海外)は、学位取得を目的に、海外の大学等へ進学を希望する人、又は海外の大学等に在学中の人を対象とした貸与奨学金です。
(海外の大学等へ短期留学する場合、国内大学等で貸与奨学金を受けている場合は、条件を満たすと短期留学中も継続して奨学金を受けることができます。)
トビタテ!留学JAPAN
政府だけではなく、官民協働のもと社会総掛かりで取り組む「留学促進キャンペーン」です。事業の3つの柱のひとつとして返済不要の奨学金を支給する「新・日本代表プログラム(5年間で高校生等4,000人以上、大学生等1,000人以上)」を実施しています。
留学奨学金検索
海外体験プログラムや留学の奨学金、公的支援のあるプログラムが検索できます。2025年3月現在、以下の件数がヒットしました。
日本の高校在学中の留学(海外研修等含む)30件
日本の大学・大学院在学中の留学(海外研修等含む)42件
海外の大学・大学院への進学72件
その他検索カテゴリあり

AI自動翻訳の進化で翻訳家の仕事がなくなる?
近年、DeepLやChatGPTなど最新のAI翻訳ツールの進化は目覚ましく、翻訳業界では「仕事がなくなるのではないか」という懸念が強まっています。
とはいえ、現状ではまだ人間の翻訳者の方が、文化的なニュアンスの違い、クライアントの意図に配慮した言い回しなどの面で、AI翻訳に勝っています。
また、AI翻訳では機密情報や個人データの漏洩や、学習データの偏りによる偏見が含まれるリスクがあります。これらAIが苦手とする作業を補えるところが人間翻訳者の強みといえるでしょう。
翻訳は、言語を代替する単純作業ではありません。原文の意図を正確に理解し、翻訳先の言語を使う国や地域の文化や慣習に合わせた表現に置き換える必要があります。
AI翻訳サービスが多数登場してきている今、翻訳者にはAIをうまく使いこなす能力が求められます。例としては、AIが基本的な翻訳を行い、翻訳者がその内容をチェックし、修正を加えるといったAIと人間の共同作業があげられます。
AIによる機械翻訳が進化を続けても、文化の違いに起因する原文と訳文の微妙なニュアンスの違いを修正するなど、「その文化圏の人の理解しやすさ」に配慮した翻訳ができることが、人間翻訳者の大きな存在意義といえるでしょう。
